送別会 その2


昨日に続き、連続して送別会(?)壮行会(?)が開催された。


彼とは知り合ってかれこれ10年。
最初はなんだコイツ!と思いましたが・・
ムズカシイ哲学を頻繁に聞かされ、
そのほとんどを私は聞き流し、
それでも仲良くしてもらってきました。


前職の最寄り駅に彼は住んでいたので、
交通事故で骨折したと聞いた時は仕事後に行ったり
昼休みにお昼を食べにお邪魔したり、
クリーニングを取りに行ってあげたり、
まるで女房・・的役割もハイハイとやっていました。


彼はギプスで固定され包帯でぐるぐる巻きの足を投げ出し、
食料を買って訪れた私にギターを弾いてくれました。
いい歳して働かず、ギターを弾いて夢を語る彼を
いつも私は叱咤していた気がします。
漠然とした夢を自信ありげに話すので、
「もっと具体的にプレゼンしてくれて、
私を納得させてくれたら参加するって!」
と口をすっぱくして言いました。
依然そのプレゼンは行われておりませんが・・


そんな夢見心地の彼は、
家業の関係で故郷へ戻ります。


私の父が育った環境と同じ業界なので、
他人事には感じないところもあるのですが。


で、彼の送別会をあすなろ白書的仲間で集まったわけです。
(前置きが長かった。)


10年前はテニスボールを追いかけて、
声をからしてかけ声をかけていました。
合宿では運動の疲れのあとの宴会で、
お酒にのまれて倒れた時もありました。


そんな仲間が約束した時間にぞくぞくとスーツ姿で、
ちょっとくたびれて現れるんです。
時間は経ったんだな〜と思います。


相変わらず女子二人で言いたい放題(笑)
男子は言われたい放題。


遠くへ行ってしまうけど、
久しぶりに会ってもすーっといつも通りであることが
想像できるので寂しさはありません。


そうは言っても彼の背負うものは軽いものじゃない。
夢を描きつつもしっかり現実を見てちょうだい!