旅日記 2日目


夜中に目が覚めて、
それからあまり眠れませんでした。
なんでって、雨の音がすごかったから。


あーあ、やっちゃったな雨女。
心もどしゃぶり。


朝になってみるとかろうじて雨は止んでいる感じ。


雨と言えばついこの前の台風。
被害は相当なものだったようです。
小さな島だしそんな後に行くのは迷惑かと
前日に電話してみるもつながらず・・
意志の向くままに来てしまいました。


話を聞くと、台風のさなかは食料も届かず、
水道も電気ももちろん回線も断たれていたとか。
島の産業であるサトウキビも無惨な程に倒れていました。
ニュースで聞いているだけだと、
「台風の来る島は大変だね〜」
「東京は天災が少なくて助かるね〜」などと
ブラウン管の中の出来事。
でもいざ目の前に天災の跡を見ると、
各地の生き方・生活をリアルに想像します。


いつまた降り出すか分からないので、
行きたい所は急いで回ります。


日本最南端の碑。
「今、私日本一だよ!」
と単純なことにはしゃいでしまいました。
すごい。ここが日本でいっちばん南です。さきっぽ。

そして最南端から見下ろした海は、
サスペンスにでもでてきそうな崖でした(>_<)


さて、今日の海はどうでしょう。
昨日よりは綺麗なはずだけど、
「普段はこの10倍は綺麗だよ。」との事で・・
やっぱりショック(ノ_・。)でも綺麗だった〜

少し寒かったので海では浜遊びしたり、ぼーっとしたり。
何もない幸せで頭も真っ白になりました。
じーっとしてるとヤドカリの歩く音が聞こえそうな程。


周りを見回しても、
浜で本を読んだりお昼寝をしたり。
何かを書いている人もいたし、
私達のようにひたすら海の生き物観察をしたり。


と、だんだん曇り空。
雨が体に当たるのを合図に、
徐々に営業を再開したという島のお店へお昼を食べに。

沖縄と言えば、の第二弾。
タコライスと、冷やし中華に見えるのは、
麺がゴーヤでできているゴーヤ冷麺。
ピーカンの夏に食べたらキューっと更に美味しいんだろうな〜


そうそう、この旅では「食べると言うパワー」を感じました。
台風の被害にしてもそうだし、
気分が優れなかったり、何か嫌なことがあった時。
旅をしていても、一人旅でない限り他人と行くわけだから
意見の相違があるものです。
でもそう言う時に『美味しいもの』を食べると、
「んーーー美味しいね、コレ!(≧∇≦)ノ彡」
と、どんよりした雰囲気も一気に挽回。
これってくいしんぼう単純な私だけ?
じゃないと思うんだけどなあ・・・


石垣への移動、今度はなんと飛行機です。
波照間の空港はおウチサイズ。

カウンターのみ。

小さな飛行機のため、
均等に荷物(=旅客)の重さを調節するそうな。
・・・体重測定アリ(!)
まあ持ち込む荷物と靴も履いたままだったけど
ちょっと戸惑うなあ(・・;)

飛行機は9人乗り!勝手に予約しちゃいました〜
どうしても乗りたかったから。
こんなに小さいの!

しかも羽にはシーサーが。


「タクシーみたい。」
と一緒に乗ったお客さんが言うと、
すぐ前に居るパイロットの方が、
「タクシーより小さいよ〜(笑)」と。
そうだよな〜
だってコックピット見えてるもん。

これまた晴れていたらもっと綺麗なんだろうけど、
空から見る海はサンゴ礁のグラデーションで最高でした。

船だと一時間。
飛行機だと20分で石垣に到着。
もう一度船に乗り換えて西表島へ。
夕日が綺麗でした^^


沢山動いたので、
石垣牛海ぶどう入りの麺と、
トクベツデザートにウベパフェを頂きました。

夜散歩していたら、
約10年前にお世話になった民宿を発見。
まだやってるんだ〜こんなにボロボロだけど(゜。゜;)
と、ちょっと懐かしくなりました。


今日も星はチラホラ。
明日は晴れるかな〜


3日目へ続く