今日の一冊


水曜の朝、午前三時 (新潮文庫)

水曜の朝、午前三時 (新潮文庫)

病に倒れる女性が、
自分が貫き通せなかった過去の恋愛について
子供にあててテープに残す。


ほう、と思わされる言葉が多い本だった。
「人生は宝探し。」
運命は、人が考えているより気まぐれだ、と。
運命って、あるようでないのかなと思った。
どれが運命でどれが運命じゃなかったなんて分かる人は居ないし、
(江原さんとか細木さんは知らないけど)
「今」歩いているこのミチが運命に他ならないでしょ?


「程度の差こそあれ、胸の内に誰かを想い描かない
既婚者などあるはずがない」
ほ〜う。
既婚者なんてそんなものなのか?
自分がいつか結婚した時は、
そう心のどこかにとめて相手を見なければいけない?
逆に私もそうなったりするんだろうか。


その、世間一般から見れば「イケナイ」気持ちも、
人である限り分からなくはないけれど・・・
神に誓って結ばれたなら、
その誓いはなんだったんですか?