一泊三日**三日目**
6時起床。
よし、体調も良くなったみたい。ただ寝不足だっただけか?
いつものように目覚ましより少し早く目が覚めて、
買っておいたパンとヨーグルト、念のため風邪薬。
運が良く、泊まったのは平和記念公園と原爆ドームが見えるお部屋。
きっと夜はまた違った景色があっただろうに。
と思いつつ、朝の景色を眺めながら朝食終了。
ホテルの近くの広電の駅から電車でも良かったけど、
せっかくだから公園を散歩しながら、今日は遠めにドームを眺めて出発。
遠くから見ると周りにどんどん高い建物が立てられていくのが分かる。
そんなに高くそびえてどうするの・・
もう今のままで良いじゃない。十分すべてが便利です。
次はソノたかーいビルが、何かの被害にあいませんように・・
さて、本日は二つ目の世界遺産を訪ねます。
朝一の広電に揺られる事約50分。
フェリーに乗る事10分。
宮島に到着しました。
世界遺産の碑。
日本三景、宮島・松島は行ったぞ。残すは天橋立・・よしよし。
宮島へいらっしゃーい!とばかりに迎えてくれたのは。
わかったわかった、アナタの島なのね。
お邪魔しまーすo( ´_ゝ`)ノ アニョハセヨ♪♪
まだ朝早いのもあって、人はまばら。
お店も開いていないので思う存分干潮時の鳥居を観察する事にしました。
干潮時より一時間後くらいなので少しもう潮が満ちはじめているのですが。
鳥居のふもとまで歩いていって、そこから眺める厳島神社。
さすがに天気がくずれてきていたので、
キレイな空の青と厳島の赤のコントラストには出会えませんでした。
早起きな修学旅行の学生さんに混じって、
ガイドさんの話を耳をダンボにして盗み聞きしながら。
あの鳥居は、下に埋まる事なく、鳥居の重さだけで立っているんだって。
あんなに良く台風を受けているのに。
そういわれてみると鳥居の足の方は裾広がりになっているような。
厳島神社の保存状態はすばらしかったです。
こんなに海のそばにあるので、
天災被害によくあってしまうというのはうなずけます。
でもそんな災害にも配慮して、
廊下などはわざと板と板の間に隙をつくって、
海水が神社まで来てしまった時でもすぐ水が捌ける造りになっています。
あとは修復作業、修理が常にどこかでされていて、
とても念入りに柱や手摺にやすりをかける方が見られました。
能の舞台では今も毎年4月のお祭りで演能があるとか。
父親が能をやっていたので、私もこの妙チキリンな能の歌、
どこか落ち着かせる要素があるみたい。
予定では満潮の昼までこの島に居座る予定なので、
宝物殿を見たり、公園散策をしたり。
宝物殿では、ちょっと良いコトバを勉強しました。
「偕老同穴」カイロウドウケツって音はどこかで聞いた事はあったけど
良く意味が分からなかったから意識していなかったんだと思う。
意味としては、夫婦が仲睦まじく暮らしていくという事、らしい。
縁起がいいらしいんだけど、どうしてこういうコトバになるの?
・・という疑問が解けました。
カイロウドウケツっていう生き物がいるんだって!!びっくり。
それが何故か展示してあって、感心し過ぎてどうしてそのモノ自体が
ココに展示されていたのか見てくるの忘れたんですが。
そのカイロウドウケツって生き物の中にはドウケツエビっていうエビが
二匹棲んでいるらしい。
それがなんと、雄と雌らしい。絶対に。
なので、カイロウドウケツ=偕老同穴は夫婦が仲良く暮らすという
縁起の良いコトバ、という訳。へええええー。
どうやってカイロウドウケツの中にエビが入るのかとか、
疑問も多いけど、なんてったって、一生出て来ないとか。
そこで成長するから出て来れないとか。
どうして絶対に雄と雌かというと、最初はどっちでもないんだって。
カイロウドウケツの中に入って、どっちかが雄もう一方が雌、
になるらしい。
なんてミラクルなことがこの世の中にはあるんでしょう!
感動。
関係ない事で長くなりました。
満潮の鳥居を見る事ができました。
写真じゃ分かりにくいなあ。。
お昼は宮島名物あなごめし。
大分この旅で、一人でどこでも入れるようになったなあ。
帰りは飛行機。
これまた飛行機が大好きなので、早めに空港へ行って眺めよう。
乗るんじゃなくて見るのが好きなの。
そして、乗ると何故か悲しい気持ちになる。
飛び立った場所がどこであれ、その土地を去る感じが強くするのかなあ。
それにしても行きはバスで12時間、帰りは飛行機で1時間て・・
ラクで早くて良いけど、たまには時間をかけて
「遠くへ来たぞ!」って噛みしめる旅も良いな♪