一泊三日**二日目**


=9:30=
広島駅新幹線口に到着。
やっとついたー!
とりあえず腹ごしらえしながら作戦会議“〆(゚_゚*)


昨日夜少し喉がおかしかったのが少しヒドクなったような・・
気のせいかな。・・・。


まずは今日一日動き回るタメに、広電の一日パスをゲットしなければ。
広電。
都内にも路面電車ってあるみたいだけど、
私は乗った事がなくて。乗り方からちゃんと研究してきたゾ。


明らかに私もきょろきょろして、片手にガイド、
片手にカメラ(色々な記録用にね。)なのに、
どこからか来たおばちゃんが、
「ちょっとちょっと江波へはどれに乗るのっ!」なんて聞くもんだから・・
「・・ちょっと私も・・今来たもんでして・・」
と言いつつも一緒に行き方を調べてあげる。
なのに前に来た電車が「江波」行きだったらしく、
「おおおお、これやねー!じゃっ!」って。。
じゃっ!おばちゃん^(*・。・)ノ~


無事に一日パスも買ったし、
一つ目、世界遺産へ。

平日の昼下がり、人はまばらだったけど、
外国人の観光客の方や、どうして一人なんだろう?という方(私もか。)
が説明書きを読み、思い思いの気持ちになりながらドームを見つめる。


広電から降りて、あまりにも普通に目の前に現れたドームに、
心の準備ができていなかった私は、とりあえず周囲の観察からはじめた。
お掃除するご老人。すぐ隣の道路には車と広電がしきりに走り、
周りのビルの方が明らかに高くそびえている隣にあるドーム。
もっと大きいものだと思ってた。


もう中は崩れ過ぎて、支えをしなければ崩れてしまいそうな様子。
瓦礫も60年前崩れたままと言ってもおかしくない状態、
骨組みもそのまま飛び出し、じっくり見てしまったけど見てはいけない
ような錯覚にも落ちいった。


隣にある平和記念公園はとても良い場所。

ベンチも沢山あって、通りがかりのサラリーマンが休憩したり、
ランニングしている人、犬の散歩をしている人、読書する人。
私もそれに混じってドームを眺めながら汗をふきふき喉を潤した。


原爆資料館では、展示物の重さと、さらに空いている事もあって
どんよりとしかも冷たい空気になっている気がした。
途中で入ってきた小学生らしき社会科見学ご一行様。
読むべき展示資料を読むそぶりもなく、スタタタターッと駆け抜ける。
私もこのくらいの時はそうだったんだろうなあ。
社会科見学は楽しみだったけど、お勉強というよりも
学校じゃない所へ、みんなと、お弁当とお菓子を少しもって。
という行事を楽しんでいたんだと思う。
と同時に、この歳になって自らの意志でここを選んで訪れた事、
何をするにも意志と充実感は一体だなと思った。


もっと月日がたって、原爆被災者の方が、この記憶を残そうと言う人が、
どんどん減ってしまったら。


どうして同じ人間同士、国が違うだけなのに、
自国だって大きさの大小はあるにせよ、強弱の差もあるにせよ、
自分の国の「レベル」で幸せを感じられないんだろう。
この悲劇があったのにまだ戦わなければいけない意味は何だろう。
人は必ずいつか死ぬ。
それを早める事で、どこかの誰かが幸せになる必要があるのかな。
資料館を出て、ドームを背に、千羽づるを前に、
キレイゴトでなく喉がつまりそうになりました。
見れて良かった。


そろそろお腹が空きました。
マニュアル通りのワタシは、ふむふむ、つけ麺か〜!
 
こちらのつけ麺は、冷やし中華のような感じ。
辛いつゆに麺やらネギやらチャーシューをつけて食べる。
辛さを調子に乗って上げてもらったら辛い!!


さて、このあたり一帯を観光し尽くすか。

広島は、どうして「カープ」なんでしょう?
と、会社の同僚(広島出身)から頂いていた宿題の答えを見つけに。
広島城は「鯉城」とも呼ばれていたらしく。
この鯉は魚の鯉、かつ、この付近は己斐浦(コイノウラ)と言ったらしい。
それがかけ合わさってカープ=鯉。
よくできました◎


そろそろ広島の中心街を歩いてみるか。
広電を乗り間違える事数回、
これくらいは私の中では普通の出来事。
都内でも地元でも乗り間違えるくらいだから。


広電は両脇を車が走り、道の中心を走っています。
だから、「あ、逆のホーム来ちゃった。」と思って、
信号が車と電車が青の時に、逆のホームへ線路をまたぎ、
移動・・していいのかダメなのか。
良く分からないっ!

オロオロ(・_・ ) ( ・_・)しているうちに今度は歩行者が青。
これなら確実だろう。と渡っておく。
いまだに車と電車が青の時にホームを移動して良いのか不明。


ショッピングモールは、想像通り、かな。
あるある、こういう通り。と言う感じ。
東京にあるセレクトショップやらデパートやら、
一通りある感じだった。
でも少し歩けば緑の多い通りがあったりと、気分転換しやすい所。


オシャレなカフェが増えているという事で、
休憩がてら一件お邪魔。

せっかくこっちはいいお天気だし、オープンで気持ち良さそうだったので。
気がついたら小一時間読書してました。


気分は最高、だったんですが、
喉が痛かったのが気付くとピークに。
飲みこむのも辛くなってきて、体も熱くなってきて、
これはヤバイなあ〜と感じたので今日は早めに休む事に決めて。


もう少し街中をぶらぶら、
決めていた夕飯のお好み焼きを食べました。

「鉄板で食べるのと、お皿にとって食べるの、どっちにする?」と聞かれ、
直感で、こりゃ本場は鉄板なんだろうなと判断。
「鉄板で」と答えると、
ほれ。と言わんばかりに大きなお好み焼き=そば入りが目の前に。
へらと一緒に。
「・・あの、お箸下さい。」と言ったらガハハと笑われ、
「へらで切ってそのまま食べるんじゃけー(広島弁)、頑張ってなー(広島弁)」
えーっΣ(゚д゚;)  そんな器用な事できない・・
でもここは私も意地。
と言うより、そのままくれと言っているお箸をくれないオバチャンに
してやられ、へらで食べ尽くす。
熱いし大きいし、体は熱あるし喉痛いし、
美味しいんだか辛いんだよく分かりませんでした。


明日の朝は早起きして出かける予定にしたので、
帰りがけに朝食を買っておく。
広島が本社だという、アンデルセンのパン屋さんを探し、
パンだけじゃない品揃えと素敵なレストランに感動!


また広電乗り間違えつつ、一日フリーパスにして良かった、と、
私のマヌケっぷりにまた感心、風薬を買ってホテルへ退散。


お風呂上がりに翌日の計画を立てようとベットでガイドを広げると同時に
意識が飛んでいました。