入院


結局今日病院に行った父親は、入院してしまいました。
「だいじょぶだいじょぶ!」と、母親の付き添いを振り切って
出かけて行ったのに、そのまま入院。
検査入院です、との事だったけど、もう若くないから心配。


「病院へ行った結果、どうだったかすぐにメールで教えてね。」
と母親に伝えてあったので連絡は来たけど、
入院の準備やらに追われる合間に知らせてきたメールじゃ
情報不足。


夜にもまた違う科の先生に診てもらうとの事で、
私も仕事を定時で切り上げて母親と病院へ。
母親は、本日家と病院の往復三回目。


大きな背中で病院のベットに胡坐をかいて、
むくんだ顔で酸素マスクをつけた父親はなんだか一気に老けて見えた。
悲しくなった。


先生が来るのを待っている時間。
体が痒いと行っているのを見ているしかない時間。
先生が来て、カタカナの並んだ薬に名前を沢山指示している時間。
(本当に皮膚だけの問題なんですか????)と不安な気持ち。


そんな無気力な自分も情けなく思ったけど、
家族にしか分からない父親の体調がある気がした。


「お箸洗ってきて。」と言われ、
私は一生懸命お箸を洗って、一生懸命お箸を拭いた。
もしもこのお箸が洗いたりなくて洗剤でアレルギーになっちゃいけないし、
清潔なお箸で食べれば体に良い気がしたから。
あと、私に出来ることは今これくらいしかないと思ったから。


主治医の先生はなんだか頼りなく見えて、
皮膚を診てくれた先生も、ろくに触りもせず見てるのか分からないまま
☆◆△◎■・・・とわけの分からない薬の名前をしゃべり、
「あんなんで大丈夫なのかーーっ!!!」と腹立たしかった。
もっとちゃんんと私のお父さん診てよ!
大丈夫ですね、じゃなくて、大事をとって全身精密検査して、
結果を見ながら「大丈夫ですよ」と言ってください!


体の痒みと腫れがひいてウチに帰ってきても、
絶対違う病院でもう一度診てもらうんだ。