オジサンからぼたもち


毎日乗るバスは、近所の八百屋さんの前に停留所があります。
そこの八百屋のオジサンは、母親に手を引かれて
お買い物していた頃から私の事を知っています。


今日は朝早く会社に行かなければならなかったので、
仕入れに行く(と思われる)オジサンとバス停の手前で
遭遇しました。


「おおー、早いねえ。学校どこまで通ってるんだっけ?」
(このオジサンはまだ私が学生だと思っている。)
「あ、会社は○○にあるんです。」
(あ、バスが来た。)
「そら行くのも便利だね。・・毎日遅いんだろ?」
「(バス来てるのにー!!)日によりますけどね〜」
「・・たまには八百屋さんに顔出しなよ〜」
(もう行っちゃった。。バス。。)
「・・ハイ、母とまた近々・・」


オジサンはきっと嬉しいらしい。
近くにスーパーマーケットができてしまった今は、
野菜だけわざわざ八百屋さんに買いにくる人も少なくて、
うちの母親のような昔からの顔なじみのお客さんが
会話も楽しむために行く事がほとんどだと思う。
そんな高齢客を相手する中、少しでも若い人は珍しいのかも。


「大きくなったねえ〜」なんて言われる歳でももうないのに、
しかももうこんなに巨大なのに、それでも毎回言われる。


おかげでバス一本逃しちゃったい。。
朝の一本はかなり大きいんだけどなー(>_<)
と思いながら駅につくと走ってホームへ。


朝早い日は、まだ『女性専用車』の時間じゃないと思っていたら、
ちょうどその時間最初の一本だった。
オジサンのおかげで、いつもより少し空いた車両で
ゆっくり本を読みながら通勤できる事になりました。


これからはあのバスにしよっと。
オジサンありがとー!
でも一本遅らせて、オジサンに話かけられたら遅刻だな・・