1.5人旅(備忘録) 1日目


早朝、通勤時間より早く家を出発。
四国旅行に旅立つ。


幸い日本海側行きの便が欠航との放送の中、
四国便は予定通り離陸・到着。


姉の結婚式以来の飛行機搭乗だという母は
しっかりとイスの手摺を握りしめ、
機内の安全設備の映像を凝視する。


愛媛も晴れ。
少し肌寒いけど、雨女返上じゃーん^^とウキウキ。


早起きをしてお腹もぺこぺこ、
旅先一食目は瀬戸内海産のお寿司を。
寿司があまり好きではない母も、これは頬張った。


さて、夏目漱石ゆかりの地、道後にて
日本最古の温泉道後温泉に早速浸かる。

国の重要文化財であるという道後温泉本館は、
湯を感じるというよりも歴史と観光のために浸かる。


昔、怪我をした鷺がこの地で湯に足をつけ、
完治して飛び立ったという姿を見て、
不思議に思った人々が温泉地を作り、
湯治に通ったという言い伝え。
自然が教えてくれた温泉。


温泉の建物には湯上がりに休む部屋や、
文豪が休憩したという場所が残されていて、
これからも安らぎの地であり続けて欲しいと思う。


さて、街の観光がてら、
「坊ちゃん列車」に乗る。



何故「坊ちゃん列車」という名前かというと、
夏目漱石が小説「坊ちゃん」の中で、
ここの列車の事を言及した事が由来しているとの事。
・・・坊ちゃん、また読まなくては。


マイペースな旅が始まりそう。


夕方から夜にかけて、
母が育った地へ電車で移動。


50年ぶりだという故郷に降り立って、
母は景色の変わり様に唖然としていた。
当時の街の図を、記憶をたどって作ってきていて、
照らし合わせながら夕暮れの街を歩いた。


私には当然さっぱり分からず、
ただの下町に見えたが、母が育ったという家(の跡地)や、
話には聞いていた場所を見たのはなんだかジーンとした。
50年という月日が確実に流れている。


宿までは海風と噂の嵐(?)のため
風がかなり強くなる中歩いたが、
幼い頃に遊んだ跡地にある宿を予約していたので
良い記念にもなったと思う。


夕食は・・
お腹が減り過ぎで写真を途中まで取り忘れ^^;
暖かいお鍋・・でした。


母は夜中のすごい風の音と、
翌日に回る故郷の地の事が心配で眠れなかった様子。
私は爆睡。


一日目、おしまい。