人には教えたくない・・


週末、温泉旅行へ行きました。


今回は珍しく母親の提案で、
お宿等々プランは私が考えました。


父親は体にガタが来ていたりするので、
今回はひたすらのんびりする旅。


行き先は、隠す程ではないですが、
表題の通り「人には教えたくない」と思った温泉街なので、
あえて具体的表記はしないことにしました。


温泉観光地としては、正直「何にもない」場所でした。


でも「無」が作り出す静けさと、
集客しない自然な居心地に感動、
多分学生や若者(私もまだ若いつもりだけど・・)で、
パワー有り余っている方々には物足りないのかな?
と思うけど、両親や古き良きもの好みな私にはぴったり。


お世話になったお宿はこの温泉地最古の宿。
元禄時代からの温泉や建物は重要文化財に指定され、
時代を感じる貫禄ある場所でした。

この入り口が千と千尋の〜という映画の舞台になったとかならないとか。


温泉街はほんの数分歩いたら終わってしまう、短いもの。

でも家業の伝統を守っていたり、こだわりを曲げなかったり、
そんな土台を感じる街だったと思います。


お昼は温泉らしくお蕎麦〜と思っていたものの、
とても素敵なカフェを見つけてしまったために、
ちょっと視線でダダをこねてみる。(σσ)


思いがけず、美味しそうだね〜と両親が言ってくれたので、
晴れてここでランチは決定〜^^

昭和の建物を残したまま、中を改装したというカフェ。
とてもレトロな店内には雑貨屋さんも併設していて
時間をもてあますことなく過ごせます。


この温泉街の名物らしい、「温泉納豆」。
温泉の湯で大豆を炊いているということで、
少し普通の納豆に比べてふっくらと、大きめだった気がします。
その温泉納豆をトッピングしたピザがイケてました♪q(^-^*q)

母親は併設雑貨屋さんで珍しく欲しいものをぎょうさん見つけ、
早く行こうとせかす父親にひきづられつつ、
「明日また来ようね。」とこっそり私と約束するのでした(^^)


本当にゆっくりと街を散策したり、
近くを流れる川を眺めたり。


何しろ泊まる宿がとても見どころたっぷりだったので
ほとんどココで満喫しました。


ここが元禄時代から残っている湯。
中も撮りたい位、本当に素敵なお風呂でしたが
さすがにお風呂で入浴中の方も居るので断念。
少々熱めのお湯は秋口の肌寒さも疲れも全部とってくれました。
でも300年も前から残っている湯とは・・木造の宿にあって
良くここまで続いていると不思議でした。


宿の歴史を展示してある回廊もあり、
書き留めておけないくらいの奥深い宿でした。


目で良し、味も良し、の夕食。
もうコース半分くらいで腹9分目超してたけど、
一口食べると美味しくて入ってしまう魔法の夕飯。



私と母親はどの場面でも、
「イイワー、イイワー」ばっかり言ってました。


はてさて、何もないと言いつつも、
懐かしい(らしい)遊ぶお店があるようで、夜の街へ。
挑戦したのは「スマートボール
昔は沢山あったらしいけど、今東京では浅草にしかないと。

オバチャンがとても良い味に妖しさをかもし出してるんですが、
豪快に笑って教えてくれて愉快に楽しみました。
隣にあったパチンコゲームを見て母親が、
「ワタシパチンコしたいワ!」
なんて勢い良く言った時は、ちょっとギョッとしましたq(ー"ー)
このマジメな母親が・・そんな一面も・・
スマートボール」は、縁日であんず飴を買う時とかに
ゲームで当たったらもう一本、の時やったことあるような・・
コツを掴んだらじゃらじゃら出てきて、
最後はもう入らなくて良いよー。。と泣きそうでした(笑)


お次は父親が射的を。

「イイ男ね〜」の声に単純にニヤケる父。
「アナタタチ親子?実の?」ってオイ!!
もし実じゃなかったらどうするのっ!
今日初めて会ったオバチャンに、
「似てきた似てきた〜」なぞ言われ、
・・・いつと比べていらっしゃるの?と思う。
「あははははー(・・;)」と適当に流して、
「お父さんうまかったから景品アゲルワ〜」
と、ハリセンをもらって帰る。


いやー、家族で旅行をこんなに楽しむって、
正直はじめてかもしれないです。
ちょっとはりきり過ぎた父親は、気持ちに反して
体が辛そうに見えたけど・・ダイジョウブだった?


一日目、大満足に終了。
二日目へ続く・・・